看護実習攻略法 第二弾 実習初日の立ち回り

実習初日はほとんどの場合がオリエンテーションから始まると思われます。最初は病院全体の理念などについてのオリエンテーションが行われ、そのあと病棟のオリエンテーションが行われると思います。初日の行動目標はほとんどがオリエンテ […]

実習初日はほとんどの場合がオリエンテーションから始まると思われます。
最初は病院全体の理念などについてのオリエンテーションが行われ、そのあと病棟のオリエンテーションが行われると思います。
初日の行動目標はほとんどがオリエンテーションを受けて病棟の特性を知るとかそんなのが上がると思います。
これがまためちゃくちゃ眠い。。。でも頑張りましょう(笑)
この時注意するのが挨拶と笑顔!!すれ違うスタッフにもしっかり挨拶しましょう。
指導者のところには意外と他のスタッフからのチクリが入ります。
周りのスタッフにも好印象な態度をとることは悪い結果を生むことは無いはずです。

一通りオリエンテーションが終わったら、カルテからの情報収集に移ると思われます。
病院によって電子カルテのところもあれば、紙カルテのところもあるため、全てに当てはまるとは言えませんがカルテからの情報収集のコツをつかむことで
かなりスピーディーに情報収集できるため、問題点の抽出にいち早く取り掛かれるはずです。
※この方法は私Mahiroが行っていた方法で最良でも最善でもなくもっと良い方法があるかもしれません。

①患者基礎情報を見る

まずここにはどのような状況で入院に至ったか、入院前はどの様な生活をしていたか、入院当日の状態など、一番最初の状態が書かれています。
これを知ることで入院前の状況、入院時の状況を今現在の患者の状況と比較出来る為、問題点の抽出に繋がる重要項目になります。

②入院時に開始した治療

酸素療法、輸液療法、内服など入院時に開始した治療を知ることで現在までの経過と比較し効果の有無を知ることが出来ます。

③看護記録、温度版

ここは各病院の記録方式によって様々なので具体的に説明するのが難しいですが、フォーカスチャーティングの場合であれば、状態の変化があった際に
記録が書かれていることが多いため、変化があった時にドクター記録、治療方法の変化、点滴や内服の変化が起きていないかシンクロさせながら情報を集めます。

④血液検査データ

数日分まとめて通りますが、事前に項目表を作ってきていた場合はその項目だけでもいいですが、パッと見て検査値を読み取れる場合以外は、正常値でも
全て取っておくことをお勧めします。その際、正常値は「黒」、高値は「赤」、低値は「青」と分けることで後にアセスメントしやすくなります。
入院が長く検査データが大量にある場合は、入院時、2回目、現在の最低3回分は必須、状態の大きな変化がった前後もとるとベスト。

⑤患者さんの一日のルーティン

起床から就寝まで何をしているか、どの様な処置を行っているか、離床やケアのプランはあるか等それらをどのタイミングで行っているかを把握します。
これをやらないと、実習生が関わることがマイナスになる場合が出てしまいます。

⑥身体情報

現在の患者さんのADLや身体情報についてカルテなどから得られる範囲で情報を得ます。
排泄状況や食事摂取状況なども取りましょう。

ここまで最低限取れたら、今度は実際に患者さんとのコミュニケ―ションの中から情報収集を開始します。

患者さんによっては会話が可能な人、不可能な人、うなずき程度尾リアクションしか取れない人、認知症の人など様々です。
患者さんに合わせたコミュニケーションが必要になります。
簡単に注意点だけ書いておきますが、コミュニケーションに関しては状況に合わせて変わるため、明確なコツというものがありません。
上手くいかない時は、指導者や教員に相談しながら進めましょう。

<会話が可能な患者さん>

信頼関係を築くまでは質問攻めにしたり、深く突っ込み過ぎないようにしましょう。
自分自身のことを開示しながら少しずつ相手の事を読み取っていきましょう。
主に、入院前の生活、疾患についての理解度と症状、現在自覚している症状、入院生活で困っていること、趣味嗜好等

<会話が出来ない患者さん>

会話が出来ない原因が何かによって異なりますが、基本的にこちらの会話は伝わっていると考えて行動してください。
うなずきでの返答が可能な患者さんの場合はYes・Noでこたえられる範囲の質問に絞りましょう。

<認知症のある患者さん>

相手のペースに合わせ、基本的には需要的な態度で少しずつ情報を集めましょう。
発言に対して否定はせず、会話に乗っかりながらコミュニケーションをとるとうまくいきます。
リアクションを大き目にとることで、相手との距離感を縮めやすい様に思います。

身体情報やADLに関しては、ケアやバイタルサイン測定時などに観察しましょう。

ここまでが初日に最低限行っておく情報収集になります。
そしてこの情報収集を行う中で、なんとなく問題点に繋がる内容や関わることで4改善できそうな部分をピックアップしておきます。
例えば、リハビリ以外で離床していない、昼夜逆転がある、便秘がある等
問題点の抽出の仕方を後に触れますが、実習生が関わることが出来るのは、治療に関わる部分ではなく療養上の世話にあたる部分が
メインとなります。なので、疾患そのものを問題点とするのではなく、疾患によっておこる二次障害的な部分にスポットを当てましょう。

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