目次
呼吸困難とは
主観的な症状が、
- 「呼吸がしづらい」
- 「息が詰まる」
- 「息を吸い込めない」
など、呼吸困難感を表現する。
呼吸障害に伴う一種の不快な自覚的感覚を指す言葉である。
呼吸困難の成り行きとして生じやすい問題
- 呼吸困難感による日常生活動作の制限、言語的コミュニケーション障害。
- 呼吸困難に起因する心身の疲労、不眠、食欲減少などに伴う体力や抵抗力の低下による肺炎などの二次感染。
- 気道内分泌物の貯留、増強による気道閉鎖
- 慢性呼吸困難、継続的な酸素療法とそれらに伴う会話障害などによる、対人関係の狭小、就学・就業への制限、役割遂行の障害など
- 不安、無力感、などの精神心理的問題、呼吸リハビリテーションの失敗や過去の酸素療法や人口呼吸器からの離脱失敗、さらに栄養・睡眠不測などの身体的問題による酸素療法、人口呼吸への依存
- 呼吸困難の持続による死への不安
- 呼吸不全の悪化による頭痛、記憶障害、意識障害
呼吸困難のケアと根拠
気道確保
換気が補助されていないと心停止に陥る可能性がある。
人口換気、酸素投与
窒息や肺血栓塞栓症の場合、酸素吸入では改善しない場合があるため
呼吸数、呼吸音、型努力呼吸の有無、SPO2、血液ガス値の確認
バイタルサイン測定
バイタルサイン測定をすることで状態を素早く分析する。
安楽な体位の保持
体位を整えることで、呼吸を楽にする。
不安の軽減
呼吸困難は生命の危険をイメージすることが多いため、不安を軽減する。