バイタルサイン測定,全身清拭

バイタルサイン測定→全身清拭までの手順、留意点、感想、主観的情報、客観的情報などについてまとめます。他の学生を患者に見立てて患者の記録をとっていきます。清拭の効果、バイタルサイン測定、全身清拭を振り返って 感想など。

目次

バイタルサイン測定→全身清拭までの記録

患者情報

Wさん、38歳 男性

実施内容

全身清拭を行うにあたり、バイタルサイン測定を行う。
微熱だが普段から少し高めとのこと。体調、尿意の有無を確認後、全身清拭を行う。

室温24℃、湯温は52度で準備した。
カーテンを閉め、バスタオル、フェイスタオルを用いて身体を覆い保温と不必要な露出を避けプライバシーに配慮した。
気化熱が奪われないようにウォッシュクロスで清拭した後、Sさんに手伝ってもらいバスタオルで包み水分をふきとった。

全身の皮膚状態の観察を行った。
自力体動が可能なため、脱衣時や袖を通す際は声かけを行い、ある程度自力で更衣を行ってもらった。
病衣の中心と身体の中心を合わせシワにならないように行った。

終了後、リネン類を元通りに整え、状態の観察を行った。

バイタルサイン測定

どこで行ったのかなど、体位も記入すると良い。誰が見ても状況をすぐに理解できるよう簡潔に書くと良い。

S(主観的情報)subjective

  • 「熱があるかもしれない。」
  • 「体調はいいよ」
  • 「汗がひいてサッパリする」
  • 「ありがとう」

O(客観的情報)objective

  • 14:03 開始前
  • T=37.0℃ 発汗はない(左腋窩
  • P=75回/分 リズム一定
  • R=19回/分 腹式呼吸、深さ、リズム一定
  • BP=146/94 (右上腕動脈)普段から高値とのこと
  • 皮膚のトラブルなし
  • 四肢の冷感チアノーゼなし
  • 顔色良好で笑顔もみられる

清拭の効果

  • 鎮痛、鎮静
  • 深呼吸の促進
  • 腸蠕動の亢進
  • 血液循環を促進する
  • 筋肉に刺激を与え、自・他動運動の機会になる
  • 気分転換、気晴らし
  • 闘病意欲を高める
  • コミュニケーションの機会

全身清拭の手順

足浴の効果

  • 清拭だけでは十分に落とせない汚れを落とす。
  • 湯に浸かる爽快感を得られる
  • 血液循環を促進
  • リラクゼーション効果や催眠効果
  • 鎮静

足浴の手順

手浴の効果

  • 清拭だけでは落とせない汚れを落とす
  • 血液循環を促進する
  • リラクゼーション効果がある

手浴の手順

洗髪の効果

身体的効果

  • 頭皮の機能促進
  • 皮膚の炎症や湿疹による感染を防ぐ
  • 血液循環の促進

精神的効果

  • 爽快感を得られる
  • 気分転換になる
  • 生活意欲が亢進する

社会的効果

  • 対人関係が円滑になる
  • 積極的に社会参加ができる

バイタルサイン測定、全身清拭を振り返って 感想

演習ということもあり、患者役の身体の可動範囲なども知っているため、本来であればもっと声かけが必要であろう部分で足りていなかったと思う。
時間切れを意識しすぎたことで細やかな配慮(陰部を拭いた後に手を拭きなおす)に欠けていたと思う。

過緊張にならないようにリラックスをし、適度な緊張感で望み、手技に気をとられ声かけが少なくなってしまうため患者とコミュニケーションを円滑に行えるように心がけたい。

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