目次
起こりうる術後合併症、創部からの出血、とその根拠
出血は24時間以内に特に多い。創部感染の場合、術後3~4日頃から兆候が出る。
縫合不全は術後2~14日後頃に発生しやすい。吻合部における血流障害や過度の緊張、感染は縫合部の離開の原因となる。皮膚の状態やTP、Albの検査結果を確認し、創傷治癒遅延の要因である低栄養のアセスメントが必要。
術後の観察項目
- 創部の出血、皮下出血の有無
- 発赤、腫脹、熱感、疼痛の有無
- ドレーンからの排液と性状と量
- 発熱の有無
- WBC、CRP、TP、Alb
術後1日目
- 出血のリスク
- 慎重に観察
術後1~3日目
- 創部の感染リスクが高い
- 発熱、CRPなどの検査に注目
術後4~6日目
- 感染兆候の有無などを継続的に観察