ユニバーサルプレコーションとは、「すべての患者体液・排泄物は感染源となりえる可能性があるとして対策を講じよう」とする考え方である。
無菌操作の手順として、滅菌布巾の開き方、手袋の着脱、ガウンテクニックを改めて再確認しました。
ガウンテクニックでは、教科書に書かれていた情報以外に、感染症患者の部屋での場合と無菌室の場合を学ぶことができた。
手洗いに関しては大きく分けて3種類あり、
- 日常的手洗い……汚れと通過菌の除去
- 衛生的手洗い……通過菌の除去と除菌(手洗い+擦式消毒)
- 手術時の手洗い…通過菌の殺菌・除菌と常在菌の減少(消毒薬入りの洗浄剤とブラシ等を使い可能な限り常在菌を減らす)
1と2は授業や事前学習で学んだが、3は実際の映像をはじめて見て学ぶことができた。
実際の現場では業務優先になり行えていない部分が多数あることを改めて気づき、今後少しずつでも自分が行う看護・介護に意識して取り入れていこうと感じた。
「消毒剤の基礎」ビデオを視聴して
消毒効果を正しく発揮するために、用途、求められた状態によって薬剤を使い分けることと、濃度・温度・時間が重要である。
最近やウィルスによって効果のある薬液が異なる。
高水準のグルタールアルデヒドはほとんどの細菌・真菌・芽胞・ウィルスに対して有効だが、人体には毒性が強く使用できない。
中水準のボビヨンヨードは人体への毒性は低いにもかかわらず一部の芽胞菌に対しても有効であるため、院内感染対策として広く用いられている。
低水準の塩化ベンザルコニウムはエタノールと混合したものが、医療現場での手指消毒剤として広く用いられている。
複数の消毒剤を配置することで、用途にあった使用や各個人に合ったものを使うことで肌荒れの防止にもなる。
各ウィルスに対応する薬品を覚えることで、より効率的な消毒を行えるため、今後病院で使用している消毒剤の成分に注視してみようと思う。