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老人体験
高齢者体験装具「おいたろう」を着用しての老人体験を行った。(「おもり」と「サポーター」で調節運動能力を80歳前後に低下させる)
両手足に重りをつけ、肘・膝・足首にサポーター、イヤーマフ、手袋、色つきメガネ、チョッキ(重りつき)を身に付け、階段の昇り降りなどの体験を行う。
イヤーマフ
一番の違和感を感じた。周りの人の話す声がほとんど聞こえず、自分自身の声のボリューム調整もうまくできなかった。
色つきメガネ
次に大変だったのがこのメガネで、視野が狭く階段の段が見えづらく色の識別も困難であった。
荷重チョッキ、サポーター、その他
歩きにくさや、重さは感じたが、それほどきつくは無かった。
ただ、体力があるから疲労を感じないだけで、本当の老人であればかなりきついと思う。
片麻痺体験
足首・手首・膝を装具で固定し、腕を腹部に固定。
関節固定装具
「感覚があるのに動かない」、「さっきまで動かせていた部位が動かない」
実際に病棟で患者さんが言っていたことを体験することができた。
老人体験とは異なり、体力でカバーすることもできずに非常につらかった。
階段の昇り降りでは危うく転倒するところでした。
できればこの状態での食事やトイレ等の日常生活動作をリアルに体験してみたかった。
まとめ
今回、老人体験と片麻痺体験を別々に行ったが、実際の患者さんは老人+片麻痺であることが多い。実際に体験をしたことで補助・介助の時どの位置に立てばよいか、どのような場所で転倒しやすいかなどを再確認できる良い経験になった。今後の看護に活かしたいと思う。