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私達が考えていた20代女性の看護
入院患者の場合
- 自分の時間を持たせてあげたい
- プライバシーを守るべき。
- 男性ナースは、関わりを持ちづらい
- タバコを吸いたくても禁煙の病院が多い
- 男性Drより女性Drの方が良い
- 職場への罪悪感や学業への心配に配慮
- 子供や家族の心配への配慮
- 消灯時間がはやく眠れない
外来患者の場合
- 具合が悪いのに老人が椅子を独占していて座れない
- 子育てが忙しく休日しか病院に行けない
- 薬を多く出してほしい
調査してわかったこと
- どのくらいの入院期間になるのか不安
- 金銭的な不安
- 食事に嫌いなものが多く食べられない
- 遅くまでテレビが見たいが消灯時間が早い
- 受診中に子供を見てくれる場所があったらいいと思う
- 同室者のいびきやおしゃべりがうるさい
- 入浴時間が決まっていて他の人が入ってて入れなかった
- 同室者のポータブルトイレの臭いが気になる
- 痛みを我慢していることに気がついてほしい
※自分から言いにくい - 異性の看護師は恥ずかしい
- 同姓でも胸やお腹は恥ずかしいので気を使ってほしい
- 回診の時いきなりカーテンをあけないでほしい
- 担当するナースは情報の共有をしてほしい
※何度も同じ説明をするのが面倒くさい
今後の看護の課題
20代女性は、自分の感情(不安や欲求)を看護者の対して表出することが苦手な場合も多く、信頼関係を得るまでに時間がかかることも多い。
また、普段の生活リズムと病棟でのリズムの差が大きいため、ストレスもたまりやすいことがわかった。
20代女性に限ったことではないが、患者の性格や入院前の生活の環境をできるだけ把握し、プライバシーに配慮した看護を心がけることが大切である。