目次
共通の基本的看護
消化器の障害 = 絶飲食(内臓を休ませる)
脱水(脱水なので汗が出ない) → 熱が出る → 気化熱で体温調整しようとする(不感蒸泄) → 脱水の悪循環
新生児=体重の80%が水分 →脱水になりやすい。
大人 =体重の60%が水分
※体重50kgの場合:点滴(500ml)×4本が必要 40cc/kg
※体重3kgの新生児:点滴(360cc/日)
消化器看護のキーワード
温罨法 か 冷罨法
嘔吐
嘔吐の場合、冷やす。
血腫や脳腫瘍による脳圧亢進
延髄
- 嘔吐中枢
- 排泄中枢
- 呼吸中枢
- 嚥下中枢
- 循環中枢
消化器疾患による嘔吐
体内に毒物が入った時(嘔吐、下痢) → 食中毒 → 細菌(O-157)、ウイルス(ロタウイルス、ノロウイルス)
感染を防ぐため、吐瀉物には「次亜塩素酸ナトリウム」を使って消毒。
胸焼け
胸焼けの場合、冷やす。
胃食道逆流によって起こる。
胃液がたくさん出る食べ物を避ける。(炭酸飲料、刺激物など)
嚥下困難・障害
誤嚥を起こす = 吸引を行う。
腹痛
炎症が起きている場合は冷やす。下痢や便秘、消化不良は温める。
吐血・下血
S-Bチューブを使っての圧迫止血
胃や食道内でバルーンを膨らませて圧迫止血する。
長時間行うと圧迫壊死を起こすため、一時的な処置。
黄疸・肝性脳症
安静にするしかない。
非代償性肝硬変
壊れた肝細胞が多く、残された細胞では体に対して十分な動きができない。
- 黄疸…肝臓移植
- 腹水…塩分、水分制限 利尿剤
- 肝性脳症…タンパク質制限
- 食道静脈瘤…S-Bチューブ、内視鏡での治療