目次
機能性ディスペプシア
胃の痛みや胃もたれなど症状が出ているのに内視鏡などの検査では異常が見つからない。
- 機能性…機能に問題があり形状は正常
- 器質性…形は変化している。
胃炎
急性…AGML(急性胃粘膜病変)
慢性…A型—自己抗体(壁細胞抗体、内因子抗体)胃底部の萎縮=悪性貧血
B型—ヘリコバクターピロリ菌 前庭部の萎縮=ガン
[自己免疫疾患] ⇒ [拒絶反応] ⇒ [A型胃炎]
胃・十二指腸潰瘍
ヘリコバクターピロリ菌…アンモニアを出し胃酸を中和 胃の中の尿素からアンモニアを作る。
検査方法
尿素呼気検査
尿素 (H2N)2C=O + H2O ⇒ピロリ菌が出すウレアーゼ⇒⇒ 2NH3 + 13CO2
検査薬(13C-尿素)マーカーを服用してもらう。
ピロリ菌に感染していた場合、13CO2が多く検出される。
感染していない場合は尿素が分解されないので13CO2は検出されない。
胃潰瘍→→食後に痛くなる。
十二指腸潰瘍→食事をsるとおさまる。
胃角部に穴があいているとバリウムがはみ出る。=ニッシェ(Niche)
食べ物が入り、穴が広がるため食後に痛む。
胃癌
胃癌の転移はリンパ節転移が多い。
- ウィルヒョウ転移…左鎖骨窩転移
- シュニッツラー転移…ダグラス窩(直腸子宮窩)転移
- ワルーケンベルグ転移…卵巣への直接浸潤
胃・十二指腸のその他の疾患
ポリープ(polyp)
- 過形成ポリープ ※良性が多い。 球状である。
- 腺腫性ポリープ ※悪性の場合が多い。 白っぽくなる。
胃の手術
ビルロートⅠ法
切ってつなぎ合わす。
ビルロートⅡ法
胃の全摘出
ルーY法(RouX-en-Y法)
ダンピング症候群
(早期)…食後20~30分
浸透圧の高い食べ物が入るとあふれるように腸内に急速に排出される。
↓
血管の循環血液量が減少
↓
腹鳴、冷や汗、めまい
(晩期)…食後2~3時間
インシュリンの過剰分泌
↓
低血糖
↓
めまい、頭痛、呼吸の乱れ
胃の切除による貧血
胃の切除 → 鉄分の分解不可 → 鉄欠乏性貧血
↓
内因子が出ない → ビタミンB12吸収不可 → 巨赤芽球貧血