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胎児心拍数モニタリング NST CST

胎児心拍数モニタリングとは。CST contraction stress test とNST non-stress testに分けてそれぞれまとめます。NST、CSTの適応。NST、CSTの検査方法。NST、CSTの評価方法などについて。

胎児心拍数モニタリングとは

胎児心拍数モニタリングとは、胎児の心拍数を母体腹壁に陣痛計を装着して胎児心拍数子宮収縮圧を測定し、胎児の状態を評価する検査である。胎児心拍数モニタリングにはCST contraction stress test とNST non-stress test がある。

NSTとは

NST non-stress testとはwell-being検査(胎児が良好な状態であることを確認する検査)のひとつであり、胎児への子宮収縮などのストレスを与えず胎児心拍をモニタリングして、CTG(胎児心拍数陣痛図)から胎児の状態を観察評価するテストである。

NSTの適応

妊娠34週から36週頃

NSTの検査方法

NSTimage.jpg

  1. 体位は半座位、仰臥位、15~30°セミファーラー位。
  2. 腹壁に胎児心拍検出機をベルトで固定
  3. 20~40分ごとに睡眠と覚醒を繰り返すため、覚醒時に一過性の頻脈が出現し、これをモニタリングする。
  4. 胎動があったときの心拍数の変化を観察。
  5. 胎動を感じたらボタンを押す。
  6. 胎児がなかなか覚醒しないときには音を聞かせたりして覚醒させる。

NSTの評価

NSTの評価は一過性頻脈が出現する場合をreactive、出現しない場合をnon-reactiveとして判定する。
胎児心拍数と子宮収縮(陣痛)圧を経時的に記録したCTG:胎児心拍数陣痛図を観察して判定する。

reassuring fetal status
胎児状態:良好

心拍数基線110~160bp、
基線が正常範囲内(110~160bpm)
基線細変動が正常。
一過性頻脈を20分間に2 回以上(reactive pattern)
一過性徐脈がない

Non-reassuring fetal status
胎児機能不全

基線細変動消失
基線細変動減少を伴う持続する遅発一過性徐脈、
遅発一過性徐脈(子宮収縮の50%以上に出現)
高度変動一過性徐脈、
遷延一過性徐脈

CSTとは

CST contraction stress testは、子宮収縮剤の投与により子宮収縮を人工的に誘発し、出産時の陣痛を再現、胎児心拍数の変動から胎児の状態を判定する方法で胎児胎盤循環を総合的に評価する。

CSTの適応

  • 妊娠26週以降
  • 子宮内胎児発育遅延や妊娠糖尿病などのハイリスク妊娠。
  • 妊娠高血圧症候群、胎児発育不全、糖尿病、など。NSTでnon-reactiveと判断された場合

CSTの禁忌

  • 切迫早産
  • 前期破水
  • 多胎
  • 羊水過多
  • 古典的帝王切開後
  • 子宮筋腫核出後
  • 前置胎盤

CSTの判定方法

  1. 体位は半座位、仰臥位、セミファーラー位
  2. 腹壁に胎児心拍検出機をベルトで固定
  3. オキシトシン5単位を5%ブドウ糖液とともに持続点滴する。
    (子宮収縮の誘発には乳頭刺激を用いる場合もある)
  4. 20分ごとに投与量を倍増する。
  5. 10分間に3回みとめられるようになった時点で判定する。

CSTの評価

子宮収縮時に遅発性徐脈の出現を確認し、徐脈が毎回認められる場合、陽性、全く無い場合を陰性とする。
陽性である場合、速やかに分娩を計画する。

negative 子宮収縮時に徐脈無し 胎児状態は良好
positive 子宮収縮時に半数以上に遅発一過性徐脈をみとめる。 胎児状態は不良
suspicious 子宮収縮時に半数以下に遅発一過性徐脈をみとめる。 胎児状態は不能

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